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ランボー2は繰り返し観ていましたが、ランボー1は1、2回観たかどうかでしたのでこの度ちゃんと観てみました。
ランボー2以降の記憶をもってランボー1を観るとランボーの聖人っぷりがうかがえます。
すくなくとも映画版においては警察署から脱出するときに0キルですし、山で降伏が受け入れられなかった後でも、0キルでした。(負傷兵を出して行軍を遅らせる意図があったにせよ)。
特に崩落した洞窟から脱出した後でのトラックでは、運転手を確実に殺害しておけば、自身が生きているという情報を隠すことができたのでしょうに、運転手を逃がしています。
おそらく、ランボー自身が意識的に殺害しようとしたのは、 最期の ティーズル保安官だけじゃないでしょうか。
ランボーを観ていて気になったのが、どの時点で取り返しがつかなくなったかです。
ティーズル 保安官がランボーに食事を与えてから町から追い出すようにしていれば、おそらくは、おとなしくランボーは町を去ったと思います。
拘留後も、普通に扱っていたら普通に裁判を受けて脱走劇までは発生しなかったと思います。
脱走後にしても、ヘリ墜落後のランボーの投降を受け入れていたら町の炎上は避けられたでしょう。
山に籠城した後も、ランボーの言う通りあるいは、大佐の言う通り、包囲を解いて放置していたら穏便な終わらせ方があったかもしれません。
だが、そうはならず、ランボーは砲撃された洞窟から抜け出した後に、わざわざ町に戻り決着をつけにいきました。
おそらく、ランボー自身としては、この時点で町を燃やしてでも ティーズル 保安官との決着をつける 思考になっていたと思います。(一応、トラックの運転手などの不要な死人は出さないようには努力しているようには見える)
この辺りは原題のFirst Bloodはうまいタイトルで、先制攻撃をしたのがどちらかという話になります。ランボーから見れば保安官サイドであり、保安官サイドからするとランボーです。そしてお互いが先に仕掛けてきたのが相手であるために対話にならずに事態が悪化していきます。おそらく、大佐が止めなければ、ランボーは ティーズル 保安官 との最終的に不可逆的な決着をつけていたと思います。
試写会 や小説では最後にランボーが射殺されるルートだったとのことですが、その後の続く戦いを思うと、彼の戦争を終わらせるためには、そのルートはやむ得ないものだったかもしれません。
いや、まじで、この後に怒りの脱出につながるのは、かわいそすぎるだろJK。